このページでは長野県小布施町の葛飾北斎の天井画で有名な岩松院と雁田薬師 浄光寺の御朱印をご紹介しています。
小布施町は長野市の北にある静かな町です。名産品の栗を使った料理やお菓子が有名で桜井甘精堂さんの栗羊羹や栗どら焼きはとても美味しいです。
小布施町には葛飾北斎を記念した美術館を始め、おしゃれな観光施設などもあり一日楽しめます。名物の栗を使った甘味や料理などもありおすすめの観光地です。
目次
岩松院 長野県小布施町
翌日に朝から戸隠大社に行く予定でしたので、こちらには前日に東京から直接向かいました。
小布施スマートインターで高速を降りてまずは第一の目的地の岩松院に向かいました。
岩松院の御朱印
岩松院オリジナル御朱印帳
【岩松院概略】
岩松院は、1472年に小布施の雁田城主荻野備後守常倫の開基した、小布施で由緒あるお寺です。
小布施の岩松院は歴史上の有名人3人(福島正紀・小林一茶・葛飾北斎)が全く別個にゆかりとなっていて面白いです。
まずは1619年広島城の無断改築で改易になった福島正則の霊廟です。境内にあります。
また1816年俳人小林一茶が当地を訪れました。有名な「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」と詠んだ句碑があちます。
そして近年とみに有名になったのが、葛飾北斎の関連で、1819年に葛飾北斎の晩年の大作「八方睨み鳳凰図」が本堂の天井に描かれました。葛飾北斎は当地の豪商の生まれで儒学者の高井鴻山の招きで小布施に滞在し多くの作品を残したそうです。
小布施町を代表する観光スポットだけに平日にもかかわらず観光客の方が何人かいらっしゃいました。
北斎の天井画は噂に違わず素晴らしく、必見です。
【名称】
梅洞山岩松院 曹洞宗 本尊: 釈迦如来
【所在地】
長野県上高井郡小布施町615
雁田薬師浄光寺 長野県小布施町
岩松院から向かって右手に向かう細い道があり、そこを少し進むと雁田薬師浄光寺につきました。
途中で通れなくなることを心配しましたが、無事に着きことができました。
北信濃十三仏 薬師如来の御朱印
【浄光寺概略】
国の重要文化財に指定されている薬師堂は室町時代初期の応永15年(1408)の建立。
茅葺き屋根の入り母屋造りで、天下屈指の最優秀作といわれる蟇股を始め、随所に素晴らしい技巧がほどこされている室町時代初期の代表的な建築。
階段を少し登ります。そこそこ距離はありますが、そんなにきつくはありませんでした。
雁田薬師浄光寺は別名「妻恋薬師」と呼ばれており、良縁を求めて全国から参拝客が訪れると言います。
応永年間の建築というのを見て、「そういえば応永年間建築の寺社は多いな」とふと思いました。南北朝の騒乱が終わり「応永の平和」と呼ばれる期間だったこともあり、全国的に寺社を建立できるゆとりが生まれたのだと思います。
こちらはあまり観光客が多くはありませんが、薬師堂はすばらしい建築ですので、忘れずにお立ち寄りください。
写真に「先に御朱印帳を預けてください」とあるように御朱印対応もとても親切です。
【名称】
雁田薬師浄光寺 真言宗豊山派 本尊:薬師如来
北信濃十三仏霊場第七番
【所在地】
長野県上高井郡小布施町雁田676
小布施町御朱印MAP
御朱印は岩松院と浄光寺でいただけますが、観光としては地図左側に北斎館周辺が賑やかです。
北斎館では、その名の通り「葛飾北斎」の版画などを鑑賞できますので小布施の観光スポットとして外せません。
また、北斎を当地に招待した文人画家の高井鴻山記念館や各種お土産店や喫茶店が立ち並び、その周辺だけで半日は過ごせます。
おすすめは栗のお菓子で知られる桜井甘精堂さんで、お菓子屋さんの他、食事処や喫茶店などがあり、どこも美味しいです。
あわせて行きたい
上田市の御朱印(北向観音・安楽寺・真田神社(上田城)・山家神社・生島足島神社ほか)