甲賀市の御朱印(櫟野寺・油日神社・大鳥神社・十楽寺・田村神社・大池寺・水口神社)




滋賀県甲賀市の御朱印をご紹介します。

甲賀と言えば「忍者」や信楽焼の産地として広く知られていますが、古くは聖武天皇が745年に紫香楽宮に遷都するなど歴史のある街です。

また東海道が東西に横断し、江戸時代には土山宿、水口宿が宿場町として栄えました。

そのため由緒ある寺社仏閣が市内に多く存在し、御朱印巡りにおススメのエリアになっています。

甲賀市の観光スポット 

目次

櫟野寺 滋賀県甲賀市

櫟野寺の御朱印

甲賀大仏の御朱印

櫟野寺オリジナル御朱印帳

櫟野寺概略

792年に延暦寺根本中堂の用材を求めてこの地を訪れた最澄が十一面観音を安置したのに始まると伝えられる。802年には征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷征討の際に祈願し、無事に平定したことから、自らの祈願寺として七堂伽藍を建立した。

以降、延暦寺の有力末寺として栄え現在に至っている。

本尊の木造十一面観音坐像は33年に一度開帳される秘仏であったが、現在は春秋などに特別開帳されているので、甲賀に御朱印巡りに行くのならば、その時期がおすすめ。

2018年の33年に一度の大開帳時に参詣しました。

櫟野寺の御本尊は、かつて境内に大きな櫟の木が生えていたから「いちいの観音」とも呼ばれています。高さは約3.3mと日本最大級の仏像です。

創建は延暦11年(792)で、比叡山延暦寺の根本中堂を創建するに際し、必要な材木をこの地に求めて訪問したときに、その櫟の木に彫ったのが御本尊の十一面観音と言われています。

なるほど、大きくて美しいその観音様はずっと見ていたいほどでした。

【名称等】

福生山 自性院 櫟野寺 別名:いちいの観音 天台宗 本尊: 十一面観音菩薩

札所等:近江西国三十三観音霊場第29番、甲賀西国三十三所第1番、びわ湖百八霊場第85番、湖国十一面観音菩薩霊場第8番

【所在地】

滋賀県甲賀市甲賀町櫟野1377

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油日(あぶらひ)神社 滋賀県甲賀市

油日神社の御朱印

【油日神社概略】

創祀年は不詳であるが、用明天皇または天武天皇の時代の創建と伝えられる古社。油日岳の山頂に油の火のような光とともに油日神が降臨したことから「油日」の名がついたと伝えられる。

甲賀地域随一の名社で、古くから甲賀武士に信仰され「甲賀の総社」として栄えてきた。

美しい佇まいの神社で、さすがに歴史を感じさせます。NHKの朝ドラ「てん」や「信長協奏曲」「大奥」などのドラマのロケに使われたそうですが、それもなるほどと思わせるような雰囲気があります。

櫟野寺とともに甲賀地域を代表する寺社ですので、甲賀観光には外せない神社です。双方の距離は車で数分程度ですのでセットでの参拝をおすすめします。

【祭神・社格等】

祭神:油日大神

社格等:国史見在社、旧県社

【鎮座地】

滋賀県甲賀市甲賀町油日1042

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大鳥神社 滋賀県甲賀市

大鳥神社の御朱印

【大鳥神社概略】

平安時代の元慶6年(882年)に伊賀に創建され、その後現在の地に遷座した。遷座の際に神宮寺として天台宗の大原山河合寺も創建され、神仏習合のもと近江守護六角氏の庇護もあり大いに栄えた。

明治に入り神仏分離により河合寺と分離(河合寺は廃寺)、旧大原荘の大の字と鳥居野の鳥の字を合わせて当社の名称は「大鳥神社」と改められた。

主祭神は素盞鳴命で「てんのうさん」とも呼ばれており、写真の楼門は京都の祇園神社を模したもので、とても立派です。

櫟野寺から車で10分も走らずに着きます。

道路から鳥居は見えますが、そこで車は停めずに脇の細い道を少し走ると広い駐車場に出ます。

【祭神】

素盞嗚尊

【鎮座地】

滋賀県甲賀市甲賀町鳥居野783

十楽寺 滋賀県甲賀市

十楽寺の御朱印

【十楽寺概略】

室町時代の文明18年(1486年)創建。その後に織田信長と六角承禎との争いに巻き込まれて焼失するも、江戸時代に再建される。

本尊の丈六阿弥陀如来坐像は「甲賀三大仏」の一つに数えれており、平安時代の作とされる。

櫟野寺からは少し離れた、東海道沿いの土山にあります。車で向かう場合は国道1号線をUターンするのが良いと思います。駐車場の写真の本堂前ではなく、裏手にかなり広いスペースがあります。

甲賀三大仏として知られ、櫟野寺でも宣伝のパンフレットがあった関係からか、当日の櫟野寺御開帳から流れて来たお客さんが多かったようでした。

本堂内の近くで仏さまを拝見させていただき、御朱印もいただきました。

【名称等】

清浄山二尊院十楽寺 天台宗 本尊:阿弥陀如来

【所在地】

滋賀県甲賀市土山町山中351

田村神社 滋賀県甲賀市

田村神社の御朱印

【田村神社概略】

鈴鹿峠の悪鬼を平定したとされる坂上田村麻呂公を祀る。その関係から交通安全の神として知られている。

公が亡くなった翌年の弘仁3年(812年)に当地に疫病が流行したため、嵯峨天皇の勅命により厄除の大祈祷が行われたため、厄除けの神社として崇敬されることとなった。

十楽寺から水口方面に車を走らせると反対車線側にあります。

とても広い境内で、多くの参拝者でにぎわっていました。

【祭神】

坂上田村麻呂公、嵯峨天皇、倭姫命

【鎮座地】

滋賀県甲賀市土山町北土山469

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大池寺 滋賀県甲賀市

大池寺 びわ湖百八霊場第八十二番の御朱印

【大池寺概略】

甲賀三大仏の一つである釈迦如来坐像を本尊とする。

行基により天平時代に創建されたとされるが戦国時代に織田信長と六角承禎との合戦に巻き込まれて悉く焼失された。

江戸時代に入り寛永11年(1634年)に水口城築城のため当地を訪れた小堀遠州が枯山水の蓬莱庭園を作成した。その後、寛文7年(1667年)京都妙心寺の丈巌慈航禅師が当寺に入り再興。行基の作った大きな池に因んで龍護山大池寺に改名した。

小堀遠州作の庭園が有名で、当日はかなりの観光客でした。駐車場もほぼ満車に近く、行楽シーズンの休日は混雑しそうです。

私のお目当ての釈迦如来坐像は奥に安置されていますが、こちらはほとんどお客さんがいませんでしたので、みなさんのお目当ては庭園の方だったようです。

創建は天平時代のようですが、雰囲気は完全に京都に多くある「禅寺」です。

【名称等】

龍護山大池寺 臨済宗妙心寺派 本尊:釈迦如来坐像

札所等 びわ湖百八霊場第82番

【所在地】

滋賀県甲賀市水口町名坂1168

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水口神社 滋賀県甲賀市

水口神社の御朱印

【水口神社概略】

主祭神は大水口宿禰命で、古くから当地に住む物部氏の祖先を祀ったものと考えられている。

戦国時代には荒廃していたが、江戸時代に入ると当地に入封した加藤氏の庇護を受け再興、城下町として、また東海道五十三次の宿場町として大いに栄えた。

道沿いに広場のようになっているのが境内で、特に駐車場としては指定されていませんが自由に停められるようです。

社務所も特に「参拝者歓迎」という雰囲気はなく、寂しい感じがしたのですが、普通に対応していただけました。

【祭神】

大水口宿禰命

【鎮座地】

滋賀県甲賀市水口町宮の前3-14

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甲賀市御朱印MAP

甲賀市の観光スポット

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ドライブと温泉が好きな歴史ヲタ。2012年に御朱印と出会ってから旅行の頻度がさらに上がってしまいました。運動不足で体力がほとんどないので車でできるだけ近くまで乗り付けるのをモットーにしています。