2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」に関係する寺社の御朱印をご紹介します。
紫式部の邸宅跡とされる「蘆山寺」、源氏物語の着想を得たとされる「石山寺」、花山天皇が騙されて出家させられた「元慶寺」、花山院が修行し廟所もある「花山院菩提寺」の御朱印を掲載しています。
目次
蘆山寺 京都市上京区
廬山寺 洛陽三十三観音第32番の御朱印
紫式部邸宅趾の御朱印
廬山寺元三大師堂の御朱印
大師堂の御朱印
【廬山寺概略】
紫式部の邸宅跡として知られ、本堂前の「源氏の庭」は白砂と苔の庭が美しい。 比叡山天台座主良源により天慶年中(938年)に京都の北、船岡山南麓に創建されたのが始まり。
紫式部の曽祖父、権中納言藤原兼輔が建てた邸宅跡とされる。紫式部はこの邸宅で育ち、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産み、長元四年(西暦1031年)五十九歳ほどで死去したといわれている。
「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんどこの地で執筆されたものとされる。
御朱印は拝観受付でいただきました。このあたりはメジャーな観光コースからは外れているのでゆったりと拝観できます。
【名称】
廬山天台講寺 圓浄宗(天台宗系) 本尊:阿弥陀如来
洛陽三十三観音霊場第32番
【所在地】
京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
石山寺 滋賀県大津市
石山寺 西国三十三観音第十三番の御朱印
びわこ108霊場第1番の御朱印
オリジナル御朱印帳
【石山寺概略】
聖武天皇の発願により、天平19年(747年)、良弁(東大寺開山・別当)が聖徳太子の念持仏であった如意輪観音をこの地に祀ったのがはじまりとされている。また紫式部は石山寺参篭の折に源氏物語の着想を得たとする伝承がある。
国の天然記念物の硅灰石といわれる岩盤の上にできたお寺です。
有料の大きな駐車場があります。御朱印は本堂内の納経所にていただきました。紫式部のオリジナル御朱印帳です。見た目は綺麗ですが質感は今一つです。
【名称】
石光山石山寺 東寺真言宗 本尊:如意輪観音
西国三十三所13番、江州三十三観音1番、近江三十三観音3番、神仏霊場巡拝の道146番(滋賀14番),びわこ108霊場第1番
【所在地】
滋賀県大津市石山寺1-1-1
元慶寺 京都市山科区
元慶寺 西国三十三観音番外の御朱印
【概略】
藤原高子の発願により建立。僧正遍昭を開基とし、元慶元年(877年)に建立された。現在の伽藍は安永年間(1772年-1781年)の再建と伝わる。西国三十三所霊場の番外札所。本尊は薬師瑠璃光如来。寛和2年(986年)、花山天皇がこの寺で藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられ、兼家の外孫である懐仁親王(一条天皇)が帝位についた(寛和の変)。花山法皇の宸影を安置する寺で花山寺とも呼ばれ、大鏡では花山寺と記述されている。
車で行きましたが駐車場までの道が狭く大きい車だと擦る危険性があります。御朱印は納経所にていただきました。
【名称】
華頂山 元慶寺 別名 花山寺 天台宗 本尊 薬師瑠璃光如来
西国三十三観音番外札所
【場所】
京都市山科区北花山河原町13
花山院菩提寺 兵庫県三田市
花山院菩提寺 西国番外の御朱印
西国四十九薬師霊場第21番の御朱印
【概略】
651年、天竺から渡ってきた法道仙人により開かれる。後に西国三十三観音の中興の祖である花山院がこの地で仏道修業し、遺詔により花山院御廟所に眠る。それゆえに西国三十三観音を巡礼する人々が参るようになり番外札所となった。花山天皇は19才で即位し在位2年21歳で出家した。その後22年存命。藤原伊周・隆家の失脚事件(長徳の変)にも関わるなどエピソードは多い。(藤原隆家は太宰権帥に左遷されたが刀伊の入寇のおり奮戦、撃退する。)
専用道路を上がったところに駐車場があります。(利用料500円)御朱印は納経所にていただきました。西国巡礼グッズが各種揃っています。
【名称】
東光山花山院菩提寺 真言宗花山院派本山 本尊:薬師瑠璃如来
西国三十三観音番外札所 西国四十九薬師第21番札所
【場所】
兵庫県三田市尼寺352